俳優で歌舞伎役者である香川照之さんが、2019年12月23日(月)のボクシング村田諒太選手の初防戦に解説として登場します。
香川照之さんといえば、個性的な俳優として、歌舞伎役者として、思い浮かびます。
しかし、実は今の子供達にとっては、真っ先に思い浮かぶのは「昆虫好きの香川照之」ではないでしょうか?
なぜなら、香川照之さんといえば、NHKのEテレで「香川照之の昆虫すごいぜ」という持ち番組があるからです。
この番組では、普段の俳優としての香川照之さんからは、想像が付かないような昆虫の被り物をして登場します。
番組自体を見たこともない方も、カマキリの被り物をした香川照之さんが印象にある方も多いのでは?
インパクトのある番組ですので、俳優以外の顔では昆虫好きというのがイメージとして定着しているわけです。
そんな昆虫好きの香川照之さんですが、もう一つボクシング好きという顔も持ち合わせています。
香川照之さんをネットで調べると「ボクシング解説者」と紹介がされているほどです。
今回はあまり知られていない、香川照之さんのボクシング解説者としての魅力に迫ります。
香川照之さんの一番は昆虫愛?ボクシング愛はいつから?
香川照之さんの昆虫愛が、彼の少年時代からのものであることは有名な話です。
ではボクシング愛はいつからのものなのでしょう?
このボクシング愛に関しても、香川照之さんの少年時代から始まったものなのです。
きっかけは少年時代に見た具志堅用高さんの試合でした。
その後は国内だけではなく、海外のボクシング関連のビデオや雑誌を買い集め、研究するほどのマニアとなります。
現役のチャンピオンの試合よりも、新人デビュー戦や国内の試合を観戦することを好んでいました。
次世代のスター発掘が好きだったようですね。
その結果、ボクシングに関する知識は豊富となっています。
WOWOWのボクシング番組の解説として登場した際は、共に解説をしたジョー小泉さんと浜田剛史さんすら舌を巻く程の知識を披露しました。
もっともこの解説よりも前から、ボクシングに関する知識は一部のボクシングファンの間では評判となっていたのです。
無名時代には専門誌でコラムを?
香川照之さんは、無名時代に、ボクシング•マガジンという雑誌でコラムを掲載していました。
コラムは「香川照之の熱病的思考」というもので、1回目の掲載から、当時の日本のボクシングレベルを的確に批判する内容のものを書いています。
こうした内容の連載は、玄人ファンにウケたこともありコラムは、長期連載となりました。
最後は香川照之さん自身が、ネタ探しが苦しいので連載をやめたと言うまで続いたコラムです。
無名時代からボクシングを通じて、世間に影響を与えていたというわけですね。
ボクシング映画にも登場
香川照之さんは、2011年に「実写版あしたのジョー」に登場しています。
ボクシングマンガの金字塔の実写化ということで、記憶に残っている方も多いかもしれません。
この映画で香川照之さんは、丹下段平役として登場しています。
またこの映画公開を記念し、「慢性拳闘症」という著書も発表しました。
また元プロボクサーの西岡利晃さんとも親交が深いため、西岡利晃さんの試合に解説として登場したのもこの年となります。
さらに映画「実写版あしたのジョー」のプロモーションで、井岡一翔選手とも交流を持ちました。
そして井岡選手の試合にも解説者として登場することとなるのです。
このように香川照之選手のボクシング愛は、昆虫愛に劣らないレベルのものとなっています。
香川照之さんのボクシング解説はウザい?
香川照之が大興奮で…
香川照之、止められないボクシング愛! 満面の笑みで語るパッキャオ選手の魅力 | しらべぇhttps://t.co/FZndxNGFCF @sirabee_news #パッキャオ #香川照之 #SIXPAD pic.twitter.com/CJ7qD9YzRK— しらべぇ【公式】 (@sirabee_news) September 14, 2018
香川照之さんのボクシング知識や、解説者としての活躍を見ていただきました。
では実際の解説者としての評価はどうなのでしょう?
ボクシング関係者すら舌を巻く程の知識量でしたが、実際の視聴者の意見は賛否両論でした。
香川照之さんの解説を見た視聴者からは知識量を称賛する一方で、解説が熱過ぎて「ウザい」という評価もネットで出ていたのです。
解説に熱が入り過ぎて、ボクシングの試合を見ている方が試合に集中できないというのが理由でした。
香川照之さんの解説はアツい!そしてウザい!
ボクシングへの愛、知識が十分なことは視聴者にも伝わっているようです。
ただその愛が強過ぎるのか、熱量がこもり過ぎる点には批判もあるようです。
昆虫愛は持ち番組内での話ですが、ボクシングは解説者という役割の中での話ですからね。
こうした批判的な意見が出てしまっても仕方ないのかもしれません。
それほどまでに香川照之さんの愛が強いということでしょう。
12.23横浜アリーナトリプル世界タイトルマッチ!#WBA世界ミドル級タイトルマッチ #村田諒太 x #スティーブン・バトラー #IBF世界フライ級タイトルマッチ #モルティ・ムザラネ x #八重樫東 #WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ #寺地拳四朗 x #ランディ・ペタルコリン pic.twitter.com/FIGnnhG7Xq
— 村田諒太公認サイトI'm Ready (@murataboxing) December 5, 2019
今回の12月23日(月)放送の、村田諒太選手の初防衛戦の解説はどんなものになるのでしょうか?
恐らくはその強い愛ゆえに、熱量のこもった熱い内容ところでなるのでは?と思っています。
もし香川照之さんの解説をウザいと思われた方も、彼の強い愛があるからこそと思えば見方が変わるかもしれません。
昆虫愛に負けない、香川照之さんのボクシング愛をぜひ番組で確認してみてください!