ダイエットを突き詰めていくと、意外にも複雑で難しい。ですから、◯○ダイエットで見事に痩せる人がいる反面、なかなか結果が出ない人もいます。
そんな中で、カロリー制限は古くから注目されてきた概念です。お店で販売されている食品には、生物以外の食品には全てカロリー表示がされています。
しかし、カロリー制限だけをしていても栄養の偏りがあると、なかなか痩せてくれません。カロリー制限だけでは、ダイエットはうまく進みません。しかし、カロリーを無視したやり方でもまたダイエットはうまくいかないのです。
では、そのポイントを紹介いたします。
ダイエットはカロリー制限だけでは痩せないが無視もできない
そもそもがカロリーだけの食品はありません。カロリーは、三大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂肪に含まれています。しいて言えば、脂肪は、炭水化物とタンパク質よりもカロリーが高いです。
また、最近のダイエット方法では糖質制限ダイエット(ケトダイエット)がありますが、単独で自己流でやっても、これもまたうまくいかないという人がいます。
糖質制限は糖質を食べないでいることを続けているうちに、体は脂肪をエネルギーに変えて動くように変化していきます。しかし、この方法は、途中で、糖質を食べてしまうと、また糖質制限を一からやり直す必要があります。
そのうちに、糖質制限を進めるうちに筋肉が落ちて、基礎代謝が落ちてしまうという現象も起きてしまいます。また、糖質を制限した分を脂肪かタンパク質を増やして食べることになります。低糖質で高脂質な食生活になった人たちの体重が減少するはずもありません。
つまり、効率良く痩せるには、どれか一つということではなく、カロリー制限と糖質制限を併用することが、早くて確実な方法と言えます。
カロリー制限食だけで痩せないのは
カロリー制限をした食事を取るということは、3大栄養素の中で、脂肪を抑えた食事を取ることになります。炭水化物とタンパク質、それぞれ1gあたりで4kcal、脂肪は9kcalとされており、脂肪を抑える代わりに、炭水化物かタンパク質を増やすことになるからです。
しかしながら、炭水化物もタンパク質も、消費しきれなかった分は、体内に保存されて脂肪に変わります。そのことが分かってからは、カロリーだけチェックしてても痩せない、と言われるようになったのです。
しかし、前述した、カロリーを無視する方法で、糖質制限をしてもうまくいかないのです。つまりダイエットを成功させるには、糖質制限とカロリー制限を合わせたやり方で行うことになります。
カロリー制限ダイエットを成功させるやり方は
カロリー制限ダイエットと糖質制限ダイエットには、それぞれネックがあります。
カロリー制限ダイエットのネック
カロリー制限ダイエットは、基本的に、カロリー数だけを減らすダイエット方法です。自分の基礎代謝量や活動消費カロリーを調べて、標準体重のカロリー数を目標として、食べる量を抑えます。
一般的な食事制限と比べると、食べることのストレスが溜まりにくい分、食べる栄養が偏る可能性が強いです。
一般的には、炭水化物と脂質を含んだものが好まれる傾向があり、タンパク質の摂取量が少ない人が多いとされています。特にスイーツやジャンクフードなどは、炭水化物と脂質でできている食べ物とも言われます。
太っている人が大好物とするものも、炭水化物のご飯類や麺類です。そして脂っこい量は脂質がいっぱいです。カロリーダイエットで失敗する人のよくある失敗例です。
糖質制限ダイエットのネック
糖質制限のネックは、炭水化物を含んでいない食品を探す方が難しいくらい、世の中の食べ物の中には意外に多くの炭水化物(糖質)を含んでいます。また、食品素材に炭水化物に含んでいないものでも、味付けに使うこしょう・みりん・味噌には意外に多くの糖質が含まれています。
そして、目指す食事は、低糖質高タンパクですが、タンパク質も食べすぎると、使い切れないタンパク質は、脂肪になって体内に残ります。筋トレを行ったときには、筋トレの補修にタンパク質が使われます。あまり運動をしないようであれば、タンパク質が脂肪に変わるリスクもあります。
両者のいいとこ取りの方法
カロリー制限ダイエットの良いところは、基礎代謝と活動消費カロリーから、摂取カロリーと消費カロリーを計算して、摂取カロリーが消費カロリーを超えないようにコントロールすることです。
糖質制限は、ケトダイエットと言われる程まで、糖質を制限しないで、三大栄養素のバランスを、それぞれ同じくらいにすることです。
太ってる方の多くの場合、炭水化物と脂質の取り過ぎが太る原因になっていますので、高タンパクを意識して、3大栄養素を、全体カロリー数を意識しつつ、バランスを取って食べるという方法が、おすすめです。
カロリー制限の食事の目安は個人によります
カロリー制限の摂取カロリーと消費カロリーの目安を知るには、現状の基礎代謝と消費カロリーを調べ、目指す体重(標準体重)からなる基礎代謝と消費カロリーを知ることです。
手軽に計算ができるサイトありますので紹介致します。年齢・性別・身長・体重を入力すると基礎代謝を算出出来ます。(役立つ計算サイト)
1)現在の身長体重による基礎代謝を確認します。日中の仕事や通勤による消費カロリーを確認します。デスクワーク中心の方は指数1.5、体を動かす業務が中心の場合は指数1.75、外回りで移動が多い方やスポーツを継続している方は指数2.0を、基礎代謝にかけ算します。この数値が、基礎代謝とに中の活動消費カロリーの合計になります。
2)自分の身長から標準体重を計算します。計算サイトに身長と現在の体重を入力する。その次に、標準体重による基礎代謝を計算します。1番と同様に、日中の活動消費カロリーを含めた代謝量を確認する。
上記2番の答えが、今後目指すべき摂取カロリーとなります。1番の数値が、現在の日常の摂取カロリーになります。
今後は、3大栄養素のバランスをコントロールして、大きな偏りがないように食事をコントロールしましょう。
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