ダイエットを始めてから眠いし体がだるい|カロリー制限か糖質制限

ダイエット 眠い

「ダイエット中は眠いもの」こんな風に思っていませんか?

実際、ダイエット中は眠いと感じていたのに、止めた途端に「眠い」が収まるので、そんなものと思っている人は多いです。

しかし、実はダイエット中に眠いと感じるのは、危険信号だったのです。

この記事を読んでいただければ、眠いと感じることなくダイエットができるようになります。

目次

ダイエットを始めてから眠いし体がだるい|カロリー制限か糖質制限

ダイエット 眠い

ダイエット中によく眠いと感じるのは、実は身体からの危険信号の可能性があります。

決して、ダイエットがうまくできているとはいえません。

ダイエット中に、よく眠い思いをしている人は、方法を改める必要があるかもしれません。

ダイエットで眠いと感じる原因

ダイエット中に眠いと訴える人の多くは、やり過ぎたカロリー制限や糖質制限をしています。

糖質は脳や身体のエネルギーとなる成分です。意図的に糖質を、カットして不足させれば、脂肪が代わりに燃焼されるので、効果的に体重を減らせます。

そのため、糖質制限はダイエットの定番の方法ともなっています。しかし、やり過ぎた糖質制限の副作用として、脳がエネルギー不足になってぼーっとしたり、眠いと感じたりするようになるのです。

ダイエットで体がだるいし眠い時の理由と対策

ダイエットをしている際に、体がだるい感じや眠気を感じることは、一般的な現象です。これらの症状は、身体の変化や食事制限に関連して発生することが多いです。以下に、ダイエット中に体がだるい感じや眠気を感じる理由と、その対策について説明します。

体がだるい感じや眠気を感じる理由:

  1. エネルギー不足: ダイエット中は通常、カロリー摂取を制限するため、エネルギー不足になりやすく、だるさや眠気が出やすくなります。
     
  2. 低血糖: 食事制限によって血糖値が急激に下がることがあり、これがだるさや眠気の原因となります。
     
  3. 水分不足: ダイエット中は水分摂取も制限されることがあるため、脱水症状が起きやすく、これがだるさを引き起こすことがあります。
     
  4. 睡眠不足: ダイエットに集中しすぎて、睡眠時間を削減することがあるため、睡眠不足がだるさと眠気の原因となります。

だるさや眠気を軽減する方法:

  1. 適切な栄養摂取: カロリー制限をしながらも、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。たんぱく質や繊維を含む食品を摂ることが大切です。
     
  2. 小食: 大きな食事ではなく、1日に数回小さな食事を摂ることで、血糖値の急激な変動を防げます。
     
  3. 水分摂取: 十分な水分を摂ることで、脱水症状を予防し、だるさを軽減できます。
     
  4. 睡眠の確保: 十分な睡眠を取ることは、体の回復に不可欠です。ダイエット中でも睡眠時間を削らないように心がけましょう。

ダイエットは体に変化をもたらす過程であり、だるさや眠気はその一部として理解することが大切です。適切な栄養摂取、水分摂取、睡眠管理を行うことで、これらの症状を軽減し、健康的なダイエットをサポートできます。

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「眠い」と感じているダイエットなら、リバウンドの可能性もあり

ダイエット中に「眠い」と感じているのは、エネルギーが不足している状態です。

脳にエネルギー不足の状態が続き、眠いと感じている時、体は普段のエネルギー消費量を抑えるようにします。

つまりこれは、ホメオスタシス機能が発動して、基礎代謝を減らし、痩せないように作用している、ということです。その結果、太りやすい状態になるということ。

すると、はじめは順調に減っていた体重が落ちなくなってきます。体重落ちない停滞状態が続くと、ダイエットを続ける気持ちが低下していきます。

そして、ダイエットを続ける気持ちが薄らいでしまったある日、糖質制限を止めてしまう日がきます。体は痩せにくく、太りやすい状態をキープしていますので、糖質制限をやめた途端に、糖質とりすぎ状態になってしまいます。

取りすぎた糖質は、体内で脂肪に変わります。ですので、急激にリバウンドしてしまうのです。眠いと感じているダイエットは、リバウンドの可能性が高い方法の可能性があります。

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「眠いくらい我慢すればいい」と、軽く考えてしまいがちです。しかし、ダイエット中の「眠い」は脳からの危険信号の可能性が大です。決して、眠いことを無視するのではなく、ダイエットの方法を改めるようにしたほうが良いです。

ダイエット中の「眠い眠くなる」対策の一番は極端な糖質制限ダイエットを止めること

ダイエット中に眠いと感じる人は、やり過ぎたカロリー制限や糖質制限を止めると解決します。

ダイエットの糖質制限はやりすぎないこと

通常、ダイエット中に感じる「眠い」は糖質が不足しているのが原因です。そのため、極端な糖質制限を止めると、「眠い」から解放されるのです。

ですので、ダイエット中の「眠い」を対策するには、「極端な」糖質制限を止めることです。糖質制限は、栄養バランスを考えて穏やかに、行う必要があります。

ダイエット全般に言えることですが、ダイエットを始めるとき、食事と運動に関して、今までとは違うことを体に要求することになります。その変化に対して、体が慣れていくように、変化と思われないくらいのレベルで、徐々に確実に進めていくことが、結果的には体調不調やリバウンドを防止することになります。

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糖質制限のやりすぎのもう一つの弊害

糖質制限をやり過ぎる一つのパターンがあります。それは、「とにかく炭水化物を一切食べない」ということです。炭水化物を一切取らないという考え方の反動で、タンパク質や油分の摂取が増え過ぎてしまうことです。

タンパク質や油分だけを取り過ぎた食生活を続けていると、脂肪飽和が続いて、脳の血管が詰まりやすくなる可能性があるようです。

確かに、タンパク質が筋肉を作る上で、必須であることなどは、よく知られています。厚生労働省の基準書によれば、一日あたりに必要なタンパク質は、男性で50g、女性で40gとされています。可能であれば、男性で60g、女性で50gと指導されています。

ですので、糖質制限の代わりに、タンパク質の過剰摂取にならないような食生活(摂取量のバランス)が必要です。ダイエットを始めると、とかく極端な食事制限に向かってしまいます。しかし、実際にダイエットを成功させるためには、過剰な糖質摂取ではなく、穏やかに取り組むべきなのです。

穏やかな糖質制限では、短期間に体重減少が見込めるようには、なりにくいです。しかし、低血糖を起こして眠いという状態や、タンパク質や脂質の過剰摂取を起こすような状況は、回避できます。

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糖質制限には勘違いがある

糖質制限を、単純に炭水化物抜きと考えて、ダイエットを行うことには、実は勘違いもあります。ダイエットで、よく言われるのが、次の言葉です。

「ダイエットを始めて最初の数日間は、体重が減ったのだけど、そのあとは全然減らない」

「3日で体重が2キロ減った」

などのような話を聞いたことがあると思います。

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結果的には、体重は確かに減ったのですが、それは何が減ったのか、ということなんです。減ったのは、それまでの食生活で摂取していた炭水化物が、体内に入って糖質になり、その糖質にくっついている水分が減ったという現象なのです。

体内に取り込まれた糖質は、筋肉と肝臓にグリコーゲンとして、蓄えられます。グリコーゲンは、水分をたくさん含んでいます。

糖質制限のダイエットで炭水化物を抜くと、こうして蓄えられたグリコーゲンがなくなり、体重が減少するということです。

ここで、重要なのは、カロリーや糖質を制限する方法で、ダイエットをしても、体重は減少するが、脂肪が減少しているわけではないことです。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット「筋クリコーゲン」

お腹や背中についた脂肪を減らしたいと考えるのであれば、糖質制限ダイエットでは、脂肪は減らないということです。脂肪を減少させる方法を取る必要があります。

厚生労働省のデータには、運動強度が低いと、筋肉に蓄えられたグリコーゲンの減少とともに、脂肪がエネルギー源に切り替わるとされています。

つまり、有酸素運動などの強度が低い運動(負荷の低い運動)をしないと、脂肪燃焼はしない、ということです。

脂肪燃焼を考えた運動中心のダイエットをすると、眠いという現象は起きにくくなります。

ダイエットの「眠い」対策には運動も必要

ダイエット 有酸素運動

ダイエット中の「眠い」は、低血糖を起こしている可能性があると、解説しました。

ダイエットをする際に、低血糖で眠いという状況に向かう場合、運動が不足していることも、関連した要素として考えられるのです。

運動には、無酸素運動と有酸素運動があります。

無酸素運動の代表は、筋トレです。

筋トレで筋肉量が増えると、基礎代謝が増えます。

ダイエットで、急に体重が減少すると、ホメオスタシス機能により、基礎代謝を下げようと作用します。

筋トレによって増えた筋肉が、基礎代謝が落ちることを防いでくれます。

マッチョになる目的がない人でも、筋トレが有効なのは、基礎代謝が落ちることを防止してくれるからなのです。

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またダイエットを始める人が考えているのは、体重も気になると思いますが、体についた脂肪を減らしたいということです。

筋トレによって、筋肉が増えて、基礎代謝がアップしたとしても、脂肪燃焼にまでは、遠い道のりです。

ですので、合わせて有酸素運動が有効になります。

脂肪燃焼は、運動開始から20分を超えてから、始まると言われています。

厳密には、10分の運動でも全く脂肪燃焼をしないわけではないですが、可能であれば、有酸素運動は20分以上・30分ほど続けることで、脂肪燃焼の効率が良くなるのです。

最も効果的な方法は、筋トレをしてから、ジョギングなどの有酸素運動を行うことです。

食事制限だけではなく、運動も意識したダイエットをすることで、「眠い」から解放されるようになります。

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ダイエットの「眠い」を対策するにはビタミンB1

眠いを解消させてダイエットを成功させるためには、ビタミンB1を摂取することをおすすめします。

ビタミンB1は、糖質の代謝を促進する成分です。

しっかりと摂取することで、糖質が身体に残って脂肪となるのを予防しやすくなります。

「糖質を摂取して、ダイエットが本当にできるの」こんな不安を抱く人は、なおさらビタミンB1を摂取してください。

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ビタミンB1は、豚肉や大豆、ウナギなどに豊富に含まれています。

ダイエット中は積極的に食べるようにするといいでしょう。

ただし、ビタミンB1は一度にたくさん摂取しても、すべてを吸収できません。

そのため、3食の食事でバランスよく摂取するようにしてください。

まとめ

眠いダイエットは、うまくいっているとはいえません。

ダイエットを止めた途端に、リバウンドのリスクをはらんでいます。

原因であるキツイ糖質制限を穏やかないように変えましょう。

栄養バランスのよい食事をするようにしましょう。

こうすることで、眠いダイエットが解消されて、ダイエットが成功しやすくなります。

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