そうめんの見た感じは清涼感があって淡白なので、いかにもダイエット向きな食材のように感じます。そうめんでダイエットを成功させたという声を聞いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
成分について、ダイエットに向いた食材なのか、気になります。
そうめんがダイエットに向いているのか、深掘りして紹介します。
そうめんはダイエット向きなのか?気になる基本スペック(カロリー・糖質・GI値)
まず、気になるのは、基本スペックとなる、カロリーと糖質量とGI値です。
ダイエット向きとなる食材は、白米よりも低カロリーで低糖質・低GIであって欲しいからです。
まず、カロリーについては、以下の通り、そうめんのカロリーは、白米よりは低いものの、他の麺類と比べると、やや高めで微妙な数値です。
そうめんは1人前(乾麺100g)を茹でると270gになります。カロリーは:343kcal(100gあたり127kcal)です。
うどんは1玉(230g):242kcal(100gあたり105kcal)
ご飯は1膳(160g):269kcal(100gあたり168kcal)
茹でたそばは1束(260g):296kcal(100gあたり113kcal)
次に糖質量を調べると、白米よりも少なめですが、うどんよりは少し多く、蕎麦より若干多いということがわかります。
100g当たりの糖質は以下の通りです。
うどん:21.6g
ご飯:37.1g
そば:26.0g
そうめん:茹でた状態で24.9g
そうめんは痩せる食材なのか?GI値がポイント
そして、最後にダイエットでは重要な要素であるGI値です。GI値は、血糖値の上がりやすさを示す数値です。GI値が高いほど、血糖値が上がりやすいため、血糖値を下げるためにインスリンの分泌が過剰となりやすいのです。インスリンは、血糖値を下げる時に糖質を脂肪へと変化させて体内に保存してしまいます。つまりGI値が高いほど太りやすく、低いほど痩せる食品であるということになります。
低GI食品と言われる目安は、GI値が55以下の食品です。
そうめんのGI値は80です。この数値を見る限りは、痩せる食品とは言いにくいです。
うどんが85、ご飯(白米)が88、そばが54です。
一般的に、GI値が60以上は高いと言われます。GI値が80のそうめんは、うどんやご飯とあまり変わらないということになります。
つまり、上記の比較では、そうめんは白米を食べるよりもダイエット向きだが、うどんと比べると同等で、上記の比較で最もダイエット向きな食材は「そば」ということになります。
ただ、白米を主食として食べる日本人にとっては、そうめんの方が痩せる食品でありダイエット向きと言っても間違いありません。白米よりも低カロリーで、低糖質という点においては、痩せる食品の一つとしておいて良いでしょう。
そうめんダイエットで痩せた人|毎日食べると効果ある?
そうめんダイエットで痩せた人といえば、歌手の倖田來未さんがよく知られています。
倖田來未さんは毎日そうめんを食べて、3ヶ月で10キロ痩せたという話です。ことの真相は分かりませんが、ネットの情報ではよく見かけます。
冷たく冷やしたそうめんは、暑い季節によく合う食べ物ですが、栄養的にいえば、炭水化物とタンパク質が主成分の食べ物です。乾麺の状態では、食物繊維・ビタミンやミネラルもかなり含んでいますが、茹でて水で締める時に、ビタミン・ミネラルの多くが流れ出てしまいます。
また、冷たく喉越しがいいため、つい食べ過ぎてしまう可能性もあります。毎日タレにつけて食べる食べ方では、味に飽きて続かないでしょう。
そこで、白米よりも低カロリーで低糖質なそうめんでダイエットをするなら、炒めるなどの調理をして食べるレシピが重要になります。
毎日飽きずに食べ続けられるそうめんを調理するレシピです。手軽な方法では、手軽な方法では、納豆とオクラなどと和える方法などがよく知られています。
最も手軽な調理法としては、カレーなどのレトルト食品と合わせる方法です。
そうめんダイエットのやり方
そうめんダイエットを成功させるためのやり方を紹介します。
食べ方のコツです。
1日1食を白米からそうめんに置き換える|効果的なのは夜ご飯に置き換え
3食のうち1食をそうめんに置き換えることです。
そうめんを冷たいタレで、そのまま食べても良いですが、糖質とタンパク質以外の栄養価はあまりありませんので、野菜や肉と合わせるのがおすすめです。
またタイミングは、夜がおすすめです。そうめんは白米に比べて低カロリー低糖質ですので、その効果を生かすには、夜のご飯に置き換えて食べることです。
夜ご飯の後は、糖質を消費する体を使った作業などする方は、少ないです。つまり、夜ご飯で食べた糖質は、食後の運動習慣などない人は、かなりの確率で脂肪へ変わってしまうからです。
夜ご飯でそうめんを食べると、低糖質の効果が生かされて、血糖値が上がる量も低めになるからです。もちろん食べ終えてから、寝るまでの時間は3時間は取るようにしましょう。
そうめんダイエットのやり方は飽きないためのレシピが大事
そうめんは白米よりも低カロリー低糖質な魅力はありますが、白米を食べ続けてきた日本人としては、そうめんの味は単調に感じてしまいます。
それは、そうめん単品で食べることが多いことが原因しています。
続けるためには、「飽きない」ことが大事ですので、野菜や肉との調理レシピを調べておくと良いです。前述のように、簡単な方法としては、野菜と一緒に炒めたり、レトルトカレーをかけたり、納豆やオクラと合わせる方法などあります。
味の主張が強くない食材ですので、調理がしやすいと思います。様々な飽きないためのバリエーションを準備しておくと良いです。
まとめ
そうめんは、白米に比べて、低カロリーで低糖質であることから、ダイエットに向いてる食材であることが分かります。
ただし、食べやすいということが特徴でもありますが、食べ過ぎるリスクもありますので、作る時には、きっちり1人前として準備するのが良いです。
毎日、長く続けていくことで、低カロリー低糖質の効果が現れます。
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