ダイエットに牛乳が効果があって痩せる。
こんなイメージがあるでしょうか。一般的には、カロリーが高くて、脂肪も含んでいるので、ダイエットに効果があると思う方は少ないです。
しかし、実は意外にも牛乳にはダイエットに効果がある成分が含まれているのです。そして、他食品を合わせることで、さらに効果はパワーアップしやすいのです。
牛乳ダイエットで痩せるのは何故か
牛乳はダイエット中に適している飲み物です。
その理由は、牛乳の成分にあります。
牛乳ダイエット効果|ダイエット効果の成分で代謝が良くなる
例えば、牛乳にはバリンやロイシンといった、アミノ酸が豊富に含まれています。アミノ酸は身体の細胞を作るのに欠かせない成分です。特に、筋肉は熱を作るので、増えれば基礎代謝がアップして痩せやすい身体になります。
ダイエット中は栄養が偏ってしまいがちで、筋肉量が低下しやすい状態です。牛乳を飲めば筋肉量を維持しやすくなるので、ダイエットのペースを保ちやすくなります。
「食事制限をしても痩せられない」こんな人は、基礎代謝が低下しているのが原因かもしれません。牛乳を飲めば代謝が改善して、痩せやすくなりますよ。
牛乳ダイエット効果|カルシウムで脂肪が分解
牛乳にはカルシウムが含まれています。カルシウムを摂取すると、脂肪の合成が抑えられ、さらに脂肪の分解が促されると考えられています。(マウスによる実験で証明)
これは、牛乳を飲むと血中のカルシウム濃度が高まって、カルシウム調整ホルモンが働いて脂肪細胞内へカルシウムイオンの流入を防げるからです。カルシウムイオンには、脂肪を溜め込んで分解を抑制する働きがあります。
このことから、牛乳を飲むと脂肪が溜まりにくく、減りやすい状態になるのです。
牛乳ダイエット効果|腸内ぜん動が活発になり便秘対策
牛乳に含まれているガラクトオリゴ糖は、体内のビフィズス菌を増やしてくれます。腸内環境を整えてくれます。便を柔らかくして、排便をスムーズにする効果もあります。
牛乳を飲むと下痢をするなら
牛乳を飲むと下痢をしてしまう人がいます。これは、牛乳に含まれている「乳糖」という成分を分解する酵素(ラクターゼ)が不足している人に起こる現象です。
また、牛乳が冷たいとさらに、下痢の症状はででやすくなります。これは「乳糖不耐症」といいます。乳糖は、人の母乳にも含まれています。赤ちゃんの頃にはあったラクターゼが、大人になるに従い、酵素の分泌が悪くなり、下痢になってしまうのです。
この場合、牛乳を温めると、下痢の症状が軽減されます。
牛乳ダイエットは太るという説は
牛乳はカロリーが多いと思われてる説があり、太ると誤解をしている方もいます。
原因は、栄養価が高いことから、高カロリーな食品というイメージがついているのかもしれません。実際には、牛乳200mlで126kcalのカロリーです。
他の食品との比較をするまでもなく、特に高カロリーな食品ということではありません。むしろ、おにぎりやサンドイッチなどの方がはるかに高カロリーです。(おにぎり1個189kcal以上、サンドイッチは340kcal以上)もちろん、どんな食品でもあっても、食べ過ぎや飲み過ぎは、摂取カロリーは論外な数値に跳ね上がります。
また中高生を対象にした調査では以下のような結果もあります。
中高生を対象とした男女のべ6,000人(4年間)の調査によれば、男子では目立った差がなかったものの、女子では牛乳を飲んでいる人の方が体脂肪率が低いという結果があります。さらに、低脂肪乳を飲んでいたグループの方がさらに低いという結果でした。(参照:上西一弘「牛乳摂取を中心とした中高生の食生活の実態と身体組成」2002年食の化学)
夜に牛乳を飲むダイエット
太ると言えば、寝る前の牛乳も話題になります。結論から言えば、飲みすぎないこととで解決しますし、できればホットミルクにすることで、牛乳ダイエットの効果はアップします。(ただし、飲んだ後の歯磨きは必須です。牛乳に含まれる乳糖が口の中に残ったまま寝てしまうと、虫歯の原因になる可能性があります)
夜に牛乳をホットミルクにして1杯飲むようにすると期待できるダイエット効果は以下の通りです。
- 疲労回復しやすい|成長ホルモンの分泌がしやすくなる
- 良い睡眠が得られる|温かい飲み物で体温が少し上がることで睡眠に入りやすくなり、牛乳のアミノ酸が睡眠の質をよくするメラトニンに作用する
- 便秘が改善|寝る前の水分補給と牛乳の腸内環境を整える効果が作用する
- 肌の健康が改善|牛乳のビタミンが成長ホルモンの効果にさらに影響
- 脂肪燃焼を促進|カルシウムの蓄積が痩せやすい体質に近づいていきます
牛乳ダイエットレシピ|他食品を合わせてパワーアップ
牛乳をそのまま飲むだけでは、物足りないと感じる人もいるでしょう。
そこで、牛乳に他食品を合わせるレシピを紹介します。
朝バナナに牛乳を加えるとダイエット効果が
バナナに牛乳を合わせるレシピは、栄養価が高いこと、バナナのビタミンB群で代謝が上がること、利尿作用があるので、浮腫の改善になるなど、良い効果がたくさんあります。
カロリーが若干高いと思われますが、寝る前ではなく、朝のスタートで摂取すれば、日中の活動でエネルルギーとして消費されます。
作り方の基本はシンプルです。
バナナに牛乳を加え、ミキサーに入れるだけです。
ミキサーで撹拌するときには、氷を入れたほうが飲みやすくなり、氷を入れないと濃厚な味わいになります。
他に、好みで、バニラエッセンスや砂糖・ハチミツを加えて、よりおいしくしてください。
きな粉牛乳でダイエット
材料:牛乳 200ml きな粉 大さじ1~2
作り方:
①コップに牛乳100mlときな粉を入れる
②きな粉が牛乳と混ざるまでしっかりと混ぜる
③残りの牛乳を投入して完成!
きな粉は大豆で作られていて、たんぱく質やビタミンや大豆イソフラボン・カルシウムなどのミネラルも豊富です。きな粉牛乳は、ダイエットの味方になること間違いなしですよ。ちなみに、牛乳を半分入れて混ぜることで、きな粉が混ざりやすくなります。ぜひ、半分ずつ入れてください。
きな粉牛乳のダイエット効果
きなこのイソフラボンやサポニンが、新陳代謝をアップさせ、脂肪燃焼をサポート。食物繊維も含んでいるので、便秘解消にも役立ちます。ただし、飲む量は1日1杯にしておきます。たくさん飲んでしまうと、イソフラボンの女性ホルモンと似た働きをすることで、皮下脂肪を溜める可能性もあります。
青汁を入れたダイエット牛乳
材料:牛乳 200ml 青汁 1包
作り方:
①コップに牛乳を100mlと青汁を入れる
②青汁と牛乳が混ざるまでしっかりと混ぜる
③残りの牛乳を投入して完成!
青汁は栄養が豊富な上に、食物繊維が含まれているのが魅力的です。
腹持ちが良くなるので、小腹が空いてきた時にぜひ!
ちなみに、作り方はきな粉の時と同じです。
牛乳を半分に分けて入れてください。
dhcプロテインダイエットと牛乳
材料:dhcプロテインダイエット、牛乳
作り方:作り方はとても簡単です。牛乳にプロテインダイエットを入れて、良く混ぜることです。
dhcプロテインダイエットは、、そのまま水に溶かす方法もありますが、牛乳や豆乳に混ぜ合わせると、牛乳や豆乳に混ぜ合わせると、相乗効果を期待できます。
黒酢に牛乳を混ぜてダイエット
作り方は簡単です。
混ぜ合わせるだけですが、少しはちみつを入れて、味を整える方が、美味しく飲めます。
味の方は、ヨーグルトドリンクに、似た感じです。
黒酢は、知られているようにアミノ酸が豊富に含まれている食品です。
今日は疲れた、という日の寝る前に、黒酢牛乳を飲むと、疲労回復の効果やカルシウムが良く吸収できます。
牛乳寒天でダイエット
コンビニやスーパーでも、見かけることが多い、牛乳寒天を自宅で作ってしまいましょう。
寒天は、ご存知の通り、成分は食物繊維のみです。作り方は、まず牛乳を温めて置き、別の容器で粉寒天を水に入れてレンジで加熱します。
そのあとは、混ぜ合わせて、粗熱をとって、冷蔵庫で冷やすと出来上がりですが、この作り方だと、味がない牛乳寒天ができてしまいます。
混ぜ合わせるときに、パルスイート等を使って、好みの味にしてください。缶詰のフルーツを混ぜても、美味しいです。
さつまいもを夜食べるとダイエット効果|牛乳でさらにアップ
さつまいもは、高カロリーで太りそうなイメージがあります。
しかし、実際には、白米のご飯よりも低カロリーな食材です。
さらに、GI値が低い(低いと炭水化物が糖質に変わる速さが遅い)食材なので、実は太りにくい食材です。
夜ご飯の白米をさつまいもに変えるというダイエット方法もあります。
さらに、牛乳を加えて、さつまいもクリームにしたり、加えて、さつまいもクリームにしたり、牛乳をくわ得てスープを作るなどにより、さつまいもだけでは、タンパク質不足になるところをカバーし、ダイエット色になります。
さつまいもクリームとさつまいもスープは、塩胡椒やスープの素など使い味を整える必要はあります。
まとめ
牛乳はダイエットに効果的な飲み物です。
ダイエットに有効なアミノ酸やカルシウムが摂取できるので、積極的に飲んでください。
ちなみに、牛乳なら種類にこだわる必要はありません。
飲みなれている牛乳を飲めば、十分です。
今から冷蔵庫を開けて、牛乳ダイエットを始めてみてください。
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