「ダイエット中は睡眠時間を削ってでも運動!」
こんな人も、いるのかもしれません。
しかし、待ってください!
実は睡眠時間を削ることって、ダイエットにとって、逆効果になっている可能性があるのです。痩せたい人は、良い睡眠をとりましょう。
睡眠はダイエット成功に必須!痩せた人は良い睡眠とってる
ダイエットの成功は、睡眠のとり方と深い関係があります。
にわかには、信じられないですよね。
痩せたという人は良い睡眠をとっている
ダイエット中に寝不足をすると、痩せられないだけでなく、肥満の要因にすらなるので注意が必要です。
睡眠が大きな原因になる、その理由はいくつかあります。
睡眠不足になると疲れて運動ができなくなる
睡眠が減って、疲れが溜まると、運動ができなくなります。
ダイエットにとって、毎日の運動は欠かせません。
しかし、睡眠不足で疲れが溜まると、運動に支障をきたします。それは運動ができなくなるレベルでなくても、運動量が落ちれば十分にダイエットに影響します。
疲れが溜まっていれば、毎日スッキリとした状態と比べて、確実に痩せにくくなるのです。
睡眠不足になるとストレスでたくさん食べてしまう
睡眠を減らすと、ストレスを十分に発散できなくなります。
「ストレスが溜まるとなぜか無性に食べたくなる」こんな人も多いと思います。
実際、ストレスは過食を促進させる傾向があります。
つまり、睡眠不足は過食を誘発するので、ダイエットに悪影響を与えるのです。
良い睡眠とはどんな睡眠
質の良い睡眠がダイエットに重要であることは、わかっています。理解しておく必要があるのは、良い睡眠がどんなものであるのか、です。
睡眠には、体を休める効果がありますが、実は重要なのは、脳が休息することなのです。良い睡眠とは、朝の目覚めまでに、何度も目覚めることなく、快眠することです。そのためには、寝る間際3時間以内の過ごし方が大事になります。
食べたり、酒を飲んだり、息が弾むような運動も、寝る前3時間までに終わらせておくことです。ここは結構重要ポイントです。少なくとも、胃の中の消化が終わっているくらいでなければ、睡眠の質は悪くなるかもしれません。
空腹睡眠とダイエットの関係
ここで胃腸の消化時間を理解しておくと良いです。
胃の中で食べ物が消化するには2〜3時間かかります。(寝る前3時間以内に食べてはいけないの根拠)肉や脂肪が多い食べ物だと4〜5時間かかります。
その後、小腸に移行して5〜8時間かけて栄養分が吸収されていきます。仮に、食べてから早い時間に寝てしまうと、胃の中で食べ物が消化中に寝ることになり、スムーズに小腸へ送られていかないことになります。
これで消化不良・胃もたれ・気持ち悪いなどという症状が発生します。当然良い睡眠状態にはならないです。
胃の中の食べ物が消化され、空腹を感じる位が良い睡眠が取れる目安になります。つまり空腹睡眠が質の良い睡眠を作るということです。
質の良い睡眠で成長ホルモンの分泌が増える
成長ホルモンと聞けば、成長期に必要なホルモンと感じるかもしれません。
しかし、成長ホルモンはダイエットにも必要なものです。なぜなら、成長ホルモンは、糖質と脂質の代謝を促し、筋肉の合成にも関係する作用があるからです。
夜ご飯に食べたものが代謝されずに脂肪になってしまったり、基礎代謝をあげようと、せっかく筋トレをしているの筋肉が増えないのは、成長ホルモンの分泌が不足しているのかもしれません。
つまり、睡眠中に何度も目が覚めたり、そもそも睡眠時間が短いなどの睡眠不足になっていることが原因になっている可能性があります。
質の良い睡眠である、空腹睡眠が取れていない可能性が大きいです。ダイエットを成功させるために、痩せやすい体を作るには、空腹睡眠が必須です。
睡眠中にはセロトニンでストレスを解消できる
セロトニンとは、別名「幸せホルモン」と呼ばれているホルモンです。
セロトニンが分泌されると、精神が安定するのでストレスが溜まりにくくなります。
ストレスが、ダイエットに与える影響についてはすでに説明しました。
つまり、ストレスが溜まりにくくなるので、ダイエットがやすくなるのです。
痩せるには良い睡眠が必要
「ダイエットするためにはどれくらい睡眠時間を取ればいいのか?」
痩せやすい体になるのに、最適な睡眠時間には、個人差があります。しかし、あくまで一つの目安でありますが、ダイエットに良い睡眠時間は7時間とされています。また成長ホルモンが分泌されやすい時間もあります。
ダイエットに最適の睡眠時間帯
ダイエットに最適の睡眠の時間帯とは、つまり成長ホルモンが分泌されやすい時間帯ということです。
成長ホルモンが分泌されやすい時間帯については、多くの医師が提唱しています。
それは、午後10時から午前2時の時間帯に最大になることがわかっているようです。さらに徐波睡眠後30分で成長ホルモンは最大になることもわかっています。
徐波睡眠とは、ノンレム睡眠4段階のうちの最も深い2段階のことを言います。脳の多くが休止状態で、眼球運動、筋活動も低下している深い睡眠状態です。
つまり、成長ホルモンは、深い睡眠状態にならないと十分に分泌されないということです。
睡眠でレプチンが多くなる
睡眠をしっかりと取ると、レプチンが増えるので、食べすぎを防ぎやすくなるのです。
レプチンとは、満腹を感じやすくするホルモン。
つまり、今まで以上に食べる量を、自然に減らしやすくなるのです。
睡眠をとるとグレリンは減る!
反対に、グレリンというホルモンの分泌を、減らせるのです。
グレリンとは空腹を感じやすくするホルモン。
グレリンの分泌が減っていると、「食べよう!」という気持ちを抑えられるのです。
睡眠ダイエットで痩せたという人は深い睡眠が取れている
質の良い深い睡眠を取ることは、立派なダイエット方法の一つであることがご理解いただけたと思います。
睡眠中に、途中で目が覚めてしまうようだと、睡眠の質が良いとは言い難い状態です。
睡眠している間の消費量は、45分のランニング相当
寝ている間は動きがないので、ダイエットにとってもったいないように感じますよね。
しかし、実はしっかりと寝ると、何と300kcal程度のエネルギーを消費できるのです。
「えっ!?」
ですよね。
ダイエットしている人なら、この数字の大きさがわかると思います。
体重50kgの人なら、45分程度ランニングに相当する量です。
このため、積極的に睡眠を取ることをおすすめします。
睡眠とダイエット|論文でも明らかにされていた
ダイエットと睡眠の関係は、研究されて論文でも発表されています。
寝不足はダイエットの敵
例えば、筑波大学の国際統合睡眠医科学研究機構が、2017年1月に発表した論文によると「寝不足はダイエットの敵」と研究結果を発表しました。
他にも、シカゴ大学やハーバード大学でも同様の研究結果を発表しています。
いずれも、睡眠量が減少すると、ショ糖や脂質など、太りやすい食べ物を過剰摂取してしまう、というものです。
寝すぎは逆効果!?
しかし、注意点は寝すぎです。
睡眠はダイエットに有効ですが、寝すぎてしまうと逆効果になってしまうようです。
ダイエットに理想の睡眠は7~8時間。
これよりも少なくならず、多くもならないように気を付けて睡眠を取るようにしましょう。
まとめ
ダイエットと睡眠には深い関係があります。
ただ単にストレスの発散や疲れが取れて運動効率が高まるだけではありません。
ホルモンのバランスが整って痩せやすい体質になったり、睡眠で消費エネルギーを増やせたりするのです。
まずは7時間を目標に睡眠の時間を計画してみましょう。
そうすれば、自然にダイエットしやすい体質に変わっていきますよ。
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