ダイエットを始めると、それまでの食事や運動の環境が変わることで、副作用的な状態が現れることがあります。
今やってる方法が間違っているのかも、などと考えてしまうこともあるかもしれません。様々な症状の原因と対処の仕方について紹介しています。
ダイエットを始めると副作用のような症状|原因と対処の仕方
ダイエットでは、食事のコントロールだけでは不十分と思い、運動も始めます。
しかし、普段何もしてこなかったせいもあり、体のあちこちが痛くなったりします。特に筋トレは、翌日か翌々日ごろに筋肉痛がやってきます。
食事だけのダイエットをしていると筋肉が落ちてしまいます。筋トレをするのはいいことですし、筋肉痛があるのは、筋トレが効いているサインでもあります。
筋肉は筋繊維が太くなることで筋肉量が増えていきます。その過程で筋肉痛が起きてきます。
また、筋肉量を増やすと基礎代謝が上がり痩せやすい体になっていきます。順番として、筋肉が増えてから痩せやすくなるので、筋肉が増える段階では、一時的に体重は増える場合が多いです。筋肉を適正な状態まで増やして、基礎代謝を上げるのと同時に、脂肪燃焼を進める運動である有酸素運動もしてあげると、そこまでの体重増加にならないうちに、体重減少へと進んでいくようになります。
また糖質制限に偏った食事制限のダイエットをしていると体調不良が起こることがあります。立ちくらみ・めまいや頭痛もそうです。また眠くなることが増えたという方もいます。
糖質は、体を動かす上でのエネルギー源になるものですので、食べすぎていた量を適正にするのは良いのですが、やり過ぎると低血糖やカロリー不足を起こしてしまいます。
その結果、立ちくらみやめまい、頭痛や眠気が起きてしまいます。
まず、糖質を減らした分の糖質量とカロリーについて、適正状態以下にならないコントロールが必要です。
ダイエット中に始めてから眠い眠くなる|カロリー制限か糖質制限
同様に、脂質も減らし過ぎると体調不良が起きます。確かに脂質が多過ぎる食生活をしていると、肥満だけではなく、腸内環境が悪化し、便秘を起こしたりする原因になります。
しかし、食べなさすぎても、肌荒れを起こし、ビタミンも吸収されにくくなり、ビタミン不足を起こします。ビタミン不足を起こすと、内臓に異常がないのに、疲れやすくなり、頭痛やめまい・便秘や下痢を起こすようなってしまいます。
便秘をするより下痢の方が痩せるかもという勘違いをしてしまうと、体重減少がいいことに見えてしまうかもしれませんが、それは脱水症状を起こしている可能性もあります。様々な体調不調を引き起こす可能性があります。
ダイエット中の下痢で痩せると考えるのは間違い|脱水症になるかも
ダイエットを続けているのに、体重計の目盛りが減ってくれない日が続くと、気持ちが滅入ってしまう人もいると思います。
原因は、多くの場合、聞きかじりのダイエット情報を元に自己流で、ダイエットをしているために、良い効果が得られていないことです。
ダイエットは、なぜ太るのか、という原因も含めて、正しい知識を理解して行わないと結果は得られません。例えばお腹が出ているので、腹筋を鍛えれば、お腹周りがスッキリすると考えてしまう人がいますが、筋肉と脂肪は全く別物なのです。
脂肪をいくら鍛えても、筋肉にはならないのです。むしろ筋肉が増えた分体重が増え、お腹も出るかもしれません。この場合、本当に必要なのは、脂肪を燃焼させるための運動です。