ダイエット中の立ちくらみ・めまいは低血糖かカロリー不足

ダイエット 立ちくらみ

もしダイエットを始める前から、そんな立ちくらみやめまいの症状があったのであれば、原因は、別のところにあると思います。

しかし、ダイエットを始めて少ししてから、立ちくらみ・めまいを感じる事が増えたというのであれば、原因はダイエットの内容によるものと思われます。

ダイエットで糖質制限(炭水化物抜き)をしている事が原因と思われます。糖質制限による、低血糖が起き、それらの症状の原因になっている可能性が高いです。

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ダイエット中の立ちくらみ・めまいは低血糖かカロリー不足

個人差がある事ですが、ダイエットを始めてから、立ちくらみ・めまいが起きるようになったのであれば、低血糖が原因の可能性があります。

糖質制限(炭水化物抜き)ダイエットをしていないでしょうか。もしご飯やパンは普通に食べているという事でしたら、原因は他のところにあると思われます。

ダイエット中に起きる立ちくらみ・めまいの原因は糖質制限のやりすぎ?

ダイエット 立ちくらみ (1)

ダイエットを始めて、炭水化物・糖質を食べないようにしている、という事でしたら、立ちくらみ・めまいが起きてる原因は、糖質制限のやりすぎの可能性があります。

糖質制限のダイエットの本来の狙いでは、炭水化物(糖質)を食べない事で、糖質の本来の役割である、体を動かすエネルギーとして代謝する役割を、脂肪に置き換えて、脂肪を燃焼させる事です。

しかし、脂肪を燃焼させる有酸素運動をしていなかったり、極端な食事制限(糖質を抜くだけ)により、脳や内臓が働くためのエネルギーである糖質の不足状態が続くと、脂肪燃焼より先に低血糖状態になります。体の機能が機械のスイッチを入れ替えるように、今からは脂肪がエネルギーになりますとは、なりませんので、脳や内臓の機能に支障が出始めていく事が考えられます。

脂肪燃焼がうまく進まず、低血糖が続けば、立ちくらみやめまいや吐き気、などの症状が現れる可能性があります。

また、もともと、糖質を燃料としているのは、脳と内臓の他に筋肉があります。

筋肉に現れる低血糖の状態は、筋肉がなくなる事に繋がります。筋肉が分解されて、エネルギー源として使われるようになります。筋肉が落ちると基礎代謝が下がり、痩せにくくなっていってしまいます。

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ダイエット中にふらつくのはカロリー不足の可能性も

ダイエット 立ちくらみ (2)

糖質制限の食事は、そもそも糖尿病患者用の病院食からヒントを得ているものです。

糖尿病とは、インスリンの分泌不足・作用不足などで高血糖状態が慢性的に続く病気です。一般的に食後には血糖値が上がるものですが、その後インスリンが分泌されて下がるのです。余談ですが、このときに、血液中の糖質は、脂肪に変わります。

糖質制限の食事は、主食の白米やパンを単純に食べなければいいということではありません。単純に減らすだけではカロリー不足が起きてしまいます。タンパク質と脂質によって、カロリー不足をカバーする必要があります。

ダイエットをしている場合、脂質を増やすことには抵抗があると思いますが、体内に脂肪として残りにくい魚や植物系の脂質であれば、安心して食べられます。

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カロリー不足も立ちくらみやふらつきの原因になる

カロリー不足のまま、ダイエットを続けていると、まさに「ふらつき」「めまい」を感じるようになります。糖質は1gに対し4kcalのカロリーを持っていますので、単純に糖質を減らすだけだと、その分のカロリー不足が起きてしまうのです。

ちなみに、タンパク質1gのカロリー4kcal、脂質1gは9kcalのカロリーを持っています。タンパク質はそもそも不足していると言われる栄養素です。筋肉を維持するためにも摂取した方が良いですし、脂質も魚や植物であれば、体内に残りにくいです。

また、肉は脂肪のイメージが強く、食べにくいかもしれませんが、実は脂肪燃焼のことを考えますと、ビタミンB2やLカルニチン酸という脂肪燃焼をサポートしてくれる物質は、鶏肉よりも、羊肉や牛肉に多く含まれています。

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ダイエットをしながら立ちくらみ・めまいを対策するには

糖質制限をして立ちくらみやめまいを感じてしまう多くのケースでは、糖質制限を極端にやりすぎています。

例えば、できるだけ炭水化物を食べないようにするということです。しかし、これが危険ということです。そもそも三大栄養素(ビタミンとミネラルを加えて五大栄養素とも言います)の一つであり、生きていく上で必要な栄養素なのです。

糖質制限ダイエットの目安

肥満の原因でよく言われる代表的なものは、食事全般の食べ過ぎであり、糖質の摂りすぎです。(もちろん他にもあります)

ダイエットをして体重を落とす場合の糖質制限では、必要な量は食べるべきです。病院の糖質制限食は、1日の当日の目安が130gとされています。重症な場合で70gです。

ですので、自宅でダイエットのために、糖質制限をする場合は、この70g〜130gを目安に、食べるのが対策になります。白米のご飯が1杯150gほどが一般的な目安ですが、この中に糖質は、53.4g含まれていますので、白米のご飯は1日に2杯を目安にするなどです。

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ダイエット中はGI値が低い食べ物を選ぶ

他の食材にも、炭水化物は少しずつ含まれていますので、白米のご飯を減らす分、肉・魚・野菜の分量を少し増やすと、バランスが取れるはずです。また、ご飯は毎回食べたいのであれば、玄米や雑穀米を食べると良いです。

パンの場合なら、全粒粉のパンがおすすめです。玄米も全粒粉も精製されていないものです。精製された原料で作られた白米もパンも美味しくなりますが、実は精製段階で栄養素が削られています。

また精製されていない玄米と全粒粉は、GI値が低く食後血糖値が上がりにくい、太りにくい食べ物です。白米のGI値は88ですが、玄米は55です。食パンのGI値は99ですが、全粒粉パンは55に下がります。一般的にGI値55以下の食品は低GI食品と呼ばれ、太りにくい食品とされています。

まとめ

ダイエット中の立ちくらみやめまいは、糖質制限だからといって、糖質を食べないことだけに注目して、ダイエットを始めてしまったために、起きてしまったのです。

糖質は1日に必要な最低限の量として、70g〜130gの糖質(炭水化物量ではありません)は、食べるようにしましょう。

また、カロリーにも注目する必要があります。カロリーオーバーになれば、太りますが、カロリー不足が続けば、体に変調が起きます。それが立ちくらみであり、めまいであったのです。

ですので、糖質は必要分まで抑えて、1日の必要カロリー分を目安にして、タンパク質や資質を増やすことです。1日に必要なカロリー数は、こちらの計算サイトで、自分のデータを入力すると計算されます。

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