炭水化物抜きダイエットの効果は!それだけでは難しかった失敗談

ダイエット 炭水化物

ダイエットと言えば、すぐに思いつくのが、「炭水化物抜きダイエット」だと思います。

手軽に始められそうなのですが、実は「炭水化物抜きダイエット」は継続することがかなり難しい方法なのです。

今回の記事では、3人の方に登場していただいて、どんなふうに失敗してしまったのか、教えてもらいました。

いずれも、ユーザーの実話です。

炭水化物ダイエットを始めると、世の中は、こんなにも炭水化物に満ち溢れていることに、気づいた人もたくさんいると思います。

目次

炭水化物抜きダイエットの種類

一般的に炭水化物抜きダイエットというと、糖質を制限するダイエットということになりますが、実際には、やり方の違いで、いくつかの方法に分かれます。

ケトジェニックダイエット

炭水化物はなるべく食べないで、タンパク質と脂質を意識して食べる。エネルギー源を糖質から脂質へ変えていくことを目指す方法。食事によって、脂肪燃焼する体質の状態(ケトーシス状態)へと進めていきます。

アトキンスダイエット

炭水化物の摂取量を1日20gに制限する。そして、その代わりに肉と魚、そしてタンパク質はいくら食べてもいいとする方法です。

パレオダイエット

金森式ダイエットは、この方法に近いと思います。ほぼ肉しか食べなかった(他には木の実など)と推測される古代人の食事方法を再現した方法。食べていいのは、肉と魚、木の実と野菜、だけにします。農耕によって作られる穀類は、NGとする方法です。食材は、そのまま食べて、酵素を取り入れます。

ホール30

30日の間、穀類の他に、砂糖や人工甘味料、乳製品、豆類、アルコールを全てNGとする方法です。OKなのは、果物・野菜・肉・魚、そして卵とオリーブオイルなどの油。そして、食材は川と身を含む全部を食べるのです。

それぞれがかなりハードな食事内容になっています。筆者としては、ここまで制限する方法は、個人で行うダイエットとしては、結果を得られる前にストレスが爆発するリスクが大きすぎると考えています。

それぞれに共通することを取り入れて長めの期間で少し緩めに行うのが炭水化物抜きダイエットを成功させる方法だと思います。

つまり、炭水化物(こめ・パンなど)は、現状の半分以下にして、肉と魚を主菜として毎日食べる。ビタミンとミネラルがないと順調に痩せませんので、野菜と果物も、毎日食べる、という方法です。

炭水化物抜きダイエットの効果

炭水化物抜きダイエットとは、糖質を制限するダイエットです。炭水化物は、糖質と食物繊維でできているからです。

糖質は本来、体を動かす(無意識下においても)エネルギー源になる役割があります。運動をすることだけではなく、寝ている間に心臓が動き肺が呼吸をすることまで含めてです。また、深く物事を考える時に、脳が働いているときのエネルギーも糖質です。

しかし、人間の体が必要とする以上に糖質を食べると、その後、脂肪に変わり体に残ってしまいます。

炭水化物(糖質)抜きダイエットの効果

糖質を食べないことの効果は、脂肪となって体に残ることがなくなることはもちろんですが、一番大きな効果は、体を動かすためのエネルギー源が、糖質から脂肪へと変わることで、脂肪燃焼が進むことです。

また、糖質には、保水性があり、糖質1gに対して4gの水分を蓄えるとされています。糖質を取らないということは、むくみの予防になる効果もあります。ですので、糖質制限を始めると早々に体重が数kg減少するのは、水分が保水されずに排出されたためなのです。

また、糖質の取りすぎは、体の糖化にもつながりますので、炭水化物抜きは糖化を防止する効果もあります。(糖化とは、余分な糖質がタンパク質と結合して細胞を劣化させること。肌のシワ・シミ・くすみ。さらに進むと糖化最終生成物(AGE)は、多くの病気の原因になる可能性がある)

そして、食事後の血糖値の乱高下が減少するので、眠気やぼんやりすることが減るという効果もあります。(食事の内容と個人差がありますが、食事の後に血糖値が上がり、インスリン分泌で下がりますが、下がりすぎる人がいます。低血糖症状があります。次にアドレナリンで血糖値が上がる、ということを繰り返すことが減少する効果)

炭水化物抜きダイエットの効果の反対にリスクもある

炭水化物抜きダイエットによる糖質制限状態が続く途中には、低血糖状態が現れるリスクもあります。

脳の栄養が不足する状態になり、ぼんやりして、思考力が低下するリスクがあります。他にも、眠気や頭痛、目のかすみなど。

また、筋肉量の減少リスクがあるので、タンパク質の摂取と運動はしてください。筋肉量を維持しないと基礎代謝が低下し、痩せにくい体質になってしまいます。

炭水化物抜きダイエット失敗談|効果が出る前に反動で食べてしまう!

テレビで、炭水化物抜きダイエットの特集をしていたので、単純で自分にもできそうだと思い、翌日から実践してみました。

一日目の炭水化物抜きは余裕でした。

こんなに楽なのに、炭水化物抜きダイエットできるなんて幸せだなと思っていました。

炭水化物以外は、普通に食べて良いので、食べたいものを次々食べました。

しかし、二日目以降、頭の中は炭水化物のメニューばかり浮かびました。

白米、ラーメン、パスタ、パンなどの炭水化物です。

おかずを食べても満足感がなく、ついに、コンビニのおにぎりを食べてしまいました。

そこからは、もうダメでしたね。

痩せないどころか、反動で、今まで以上に炭水化物を食べてしまい逆効果でした。

ダイエット中は、ストレスがたまり、イライラしていました。

昔、りんごだけダイエットが流行した時も、やってみたのですが、私には、〇〇だけダイエットは向いていない様です。

その後、タンパク質の重要性を学び、筋トレをしながらプロテインを飲み始めてから、お腹も心も満たされて自然と引き締まってきました。

体重より体脂肪が先に落ちて、ストレスもなく健康的にダイエットができました。

炭水化物抜きダイエット失敗談|効果はやせない結果に!

産後ダイエットがうまくいかず、お腹周りや下半身についた贅肉に悩んでいました。

とりあえず、流行っていた「炭水化物を抜くというダイエット」に挑戦しました。

しかし、当時授乳中だったのが母乳量が減ったり、貧血気味になったりとうまくいきませんでした。

よくよく考えれば、母乳はママの血液を元に作られているので、摂取するエネルギー量が減るのはよくなかったのだと感じました。

炭水化物抜きダイエットだけでは痩せない人もいる

たしかに、多少体重を減らすことはできました。

しかし、体脂肪率は変わらなかったし、夜間の授乳中にお腹が減るし、エネルギー不足なのか育児疲れなのかイライラすることも増えました。

結局のところ、しっかり3食しっかりエネルギーをとって、妊娠中に衰えた筋肉量を増やす方がよいのだと思いました。

体に必要な5代栄養素(糖質・脂質・タンパク質。そしてミネラルとビタミン)をバランスよく食べる、という食事全体のバランスを考えた食事コントロールが大事なのです。

夜ごはんの炭水化物は半分にしたり、早食いするのをやめました。

そして、工夫しながらもエネルギーは、しっかり摂るよう意識を変え、子どもを抱っこしながらスクワットするなど、運動面で努力するように変わりました。/.

その結果、どうにか産前の体重までもどすことができました。

炭水化物抜きダイエット失敗談|人間関係が・・・

数年前、僕自身の人生で、初めて体重100キロを超えてした頃の話です。

趣味の野球で走るのが、かなりしんどくなったので、これはまずいとダイエットに踏み切りました。

その時に流行っていた「炭水化物を抜くというダイエット」に挑戦!

お肉は、食べても大丈夫、っていう言葉に楽勝だと思って始めたのです。

初めの一週間は、順調に体重が減り、思ってたとおり楽勝だと思ってたんです。

そのあとからが大変でした。

ダイエットを始めたと、友人たちに話しをしていたので、はじめはお誘いもなく平和な日々でした。

そろそろ諦めた頃だろうと、毎夜の飲みの誘いが来るようになりました。

断りっぱなしというわけにもいかず、少しならいいかなと飲みに行った時、我慢できずに炭水化物を気にせず食べたのです。

体重が減りにくくなった頃だったので、すぐにリバウンドしました。

野球の仲間からは、太りすぎだからダメなんだと言われました。

飲みの席でも、三日坊主と笑われて、踏んだり蹴ったりでした。

ダイエットは、自分自身の意志の強さだとか言う前に、しっかり周りの仲間たちにも、協力してもらえるようにするのが大事だと痛感しました。

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炭水化物抜きダイエット失敗|効果がなかった人の共通点

炭水化物抜きダイエットは、もしかすると最も知られていて、失敗経験も最も多いダイエット法なのかもしれません。

これは、炭水化物抜きダイエットが、うまく行かない方法だというよりも、やり方が失敗しているように思います。つまり、炭水化物抜きダイエットの効果はないとまでは言えないということです。

炭水化物抜きダイエットで効果を得るには、やるべきことがいくつかあります。

1)炭水化物を抜いた分をタンパク質と脂質を取る必要があります。炭水化物を抜くだけでは反動が起こる可能性が高まります。

2)炭水化物を抜くと、糖質の摂取量が減少します。その後、脂肪を活動エネルギーに変えるように変化していきますが、その過程でエネルギーを得るために、筋肉の分解も起きてしまいます。それを防止するには、タンパク質を食べて、筋トレをする必要があります。

3)脂質は、動物性よりも植物性や魚類が望ましいです。植物と魚類の脂質は不飽和脂肪酸が多く、体に残りにくいからです。

4)炭水化物抜きだけでのダイエットで減量した体重は、食事制限をやめた途端にリバウンドする可能性が高いです。防止するためには、ダイエット中に筋トレを行い、基礎代謝が落ちないようにすることも大事です。

まとめ

3者3様ですが、炭水化物ダイエットは、簡単に始められるのですが、効果が出てくるまで継続することが意外に難しいです。

また、3人目のケースのように、周りの悪い(?)仲間が、そろそろ失敗した頃だといって、制限していた世界へ連れ戻されることもあります。

また、我慢を続けることで、イライラして、周りの人に当たってしまって、関係性を悪くしてしまっては、とっても残念です。

結果的には、お二人が、「筋肉量を増やす」方向でのダイエットに、切り替えて良い結果が出ているようです。

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